障害年金判定の地域差について その4
厚生労働省は平成27年1月14日、障害基礎年金の不支給割合(障害基礎年金を請求して認定されず不支給となる割合)の地域格差について調査し、結果を発表しました。不支給割合が高い県は、精神障害・知的障害の等級の非該当割合が高く、不支給割合が低い県は、精神障害・知的障害の等級の非該当割合が低いという結果が明らかになりました。
障害基礎年金の新規申請のうち約7割が精神障害・知的障害にかかる申請であることを考えると、都道府県によって同じくらいの症状でも障害基礎年金2級に認定されたり、されなかったりするわけですから、不支給率に6倍もの開きがあるのは不公平ですし、大きな問題と言わざるを得ません。(続く)